
ドラムのケア及びドラマーのケアには、こうするのがベストというのはないと思います。セットのパッケージから、ドラムヘッド交換のタイミング、チューニングの仕方からプレイまでドラマーによって千差万別です。
ドラムに限って言える事ではありませんが、ドラマーが何を思ってそのキットを使用し、また楽曲に対してどのようにアプローチしているかを考慮しないのでは良いケアが出来るとは思えません。担当のミュージシャンとコミュニケーションを取り、相手が大切にしている事や気をつけている事をちゃんと守ってケアしましょう。さて、ドラマーと協力してベストなセッティング、チューニングが出来たからそれで大丈夫かといえばそうではありません。ステージ上で鳴っているドラムがマイクを通して、客席に良い音で届かなければそれは自己満足に終わります。PA エンジニアが何を求めてマイクを選別しているか、どのような角度・距離でマイキングしているかにも配慮すべきです。キックとトップ 2本で完結する方もいれば、各マイクの特徴を生かして絶妙なミックスをされる方もいます。レコーディングに於いてはアンビエントを多用して録る方もいます。タムに関しては定位付けの為だけにマイクを立てる人もいます。楽曲に対してのミュージシャンのアプローチ、エンジニアの求めているものを理解した上で双方のコミュニケーションを潤滑にする為にローディーの存在があるべきではないでしょうか。

